コロナ渦で首都圏の需要はあるの?という声をよく耳にします👂
一部報道では郊外への人口流出・移住が取り上げられているため、印象に残っている方も多いのではないでしょうか?📺
しかし💡実際には、都市と近郊で、「住宅価格の二極化」が進んでいます。都心では高所得者層の購買意欲で値上がりが続く一方、近郊では減速が顕著に表れているのです。中低所得者層が住宅購入を控え、持ち家を売却する動きもみられます。
経済回復の進み方が上下に開く「K字型」の兆候が住宅価格にも表れているのです。
図(引用)日本経済新聞 北爪匡
海外でも同様の例は多いようです。
韓国ではソウルのマンション価格が3月に平均11億ウォン(約1億円)と5年前の約2倍に跳ね上がった。マンションの所有が事実上、富裕層に限られることに不満が高まる。
米国では20年に住宅価格が前年比9.3%上昇し、40年までに持ち家比率が62%と現在より3ポイント下がると予測する。今の若年層や黒人などで経済的に不利な立場にある人たちの購入が減るためという。
様々な外的要因の変化によって住まい方が変化する時代です。
そのような中で「持ち家」を選択する人が減少している傾向があります。
投資目線では、都心部での賃貸需要者が今後も増えることが予想され、不動産投資にとっても追い風になることを期待したいですね🌊
✨今日のキーワード✨
経済の二極化示す「K字」
経済が急激に落ち込んだ後に、回復する部分と停滞する部分に分かれ二極化が進むこと。急激に全体が回復する「V字」や、落ち込んだままの「L字」と比べられる。新型コロナ禍からの回復局面では、業種ごとの回復速度の違いだけでなく、貧富の差の拡大や一部の銘柄に限られた株価急騰など多くの場面で「K字」が出現している。
(出典)
日本経済新聞 2020/4/2 『景気「K字型」鮮明、製造・サービスで明暗 3月日銀短観』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB014N30R00C21A4000000/
日本経済新聞 2020/4/25 『「K字経済」住宅価格にも 都心は上昇・近郊は低迷』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODC292P90Z20C21A3000000/
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